巣鴨で思い浮かべるイメージと言うと、「とげぬき地蔵」「おばあちゃんの原宿」「赤ぱんつ」なんて言葉が頭にふっと出てきますよね。一体どんなところなのか、とげぬき地蔵の高岩寺もある【巣鴨地蔵通り商店街】へ興味津々に足を運んでみました。
”昔ながら”の風情あるお店ばかりの商店街

「とげぬき地蔵入口」の交差点から左に逸れる旧中山通が通称【巣鴨地蔵通商店街】となっています。巣鴨駅から歩くと徒歩5分ほどで着くそう。早速足を踏み入れると、創業何年なんだろう…と思わず想像してしまう歴史を感じる和菓子屋さんや、と思うと最近できたようなメロンパンのお店など、たくさんのお店が軒を連ねています。

この日はちょうど縁日で露店も出ていました。緊急事態宣言後、この縁日の露店も自粛を余儀なくされていたようですが、少しずつ活気を取り戻しているようです。商店街を歩いている方々は確かにご年配の割合が多め。露店の店員さんとお客さんが楽しそうに会話しているようすを見て、こちらもほっこりと笑顔になってしまいます。


とげぬき地蔵のお寺「高岩寺」
商店街を3,4分ほど歩き進めると、右側にお寺が現れました。
とげぬき地蔵尊として親しまれるこのお寺は、正式な名前を【曹洞宗萬頂山高岩寺】と言います。巣鴨のイメージが強いこのお寺ですが、実は明治24年までは現在の上野駅のそばにありそこから移転したそうなんです。

とげぬき地蔵尊は、秘仏(信仰上の理由により非公開となって祀られる仏像)のため残念ながら拝見できませんが、せっかく巣鴨にきたのでご挨拶させていただきました。

とげぬき地蔵尊は、延命地蔵菩薩であり、本尊ではとげぬき地蔵尊のお御影を手に入れることができるようで、そのお御影に祈願することや病気のところに貼ることでご利益があるそう。
また本尊の左側にある「洗い観音」にも行列が。治したい体の部分に水をかけて、洗いタオルで観音様を拭いてあげることでご利益があるんだとか。ありがたいことに健康な身体でいられていますが、いつかちょっと不調が出始めたらこちらのお寺に通うことになるかもしれないなぁ…なんて未来に思いをはせながら、お寺を後にしました。
夏の終わりの、かき氷

とげぬき地蔵尊の横の細い路地に入ってみると、かき氷屋さんを発見!
今はすっかり秋の気候ですが、この日はまだ昼頃少し暑さの残る気候だったため、夏の終わりにと、かき氷を食べることに。

とても人気なお店のようで、店内に入るとサインがたくさん!
そしてかき氷のメニューもとても豊富です。秋らしい安納芋のソースを使ったものや、新鮮なシャインマスカットを使ったものまで。季節によって限定メニューが変わるようです。迷いましたが、友人はピオーネのかき氷、私は抹茶無双という名前の抹茶ソースのかかったかき氷を注文。


甘すぎずあっさりとしたソースのお味と、天然氷のふわっとすぐ口の中で溶けてしまう食感でどんどん食べ進めてしまいました。また来年、暖かくなってきたら季節の限定メニューを食べに足を運びたいと思います。
まとめ
おばあちゃんが楽しめる街なら自分はまだ足を踏み入れるには若すぎるかな、つまらないかな、と思っていたのですが、実際巣鴨に訪れてみると”昔ながら”の良さが残る、ぶらり散歩にぴったりのほっこりとした素敵な街でした。
まだまだ気になるお店もたくさんあったので、これから先もきっと飽きることなく、何度も訪れることができそうです。