
「荒川自然公園」は、都内の他の公園に比べると、知名度は高くありませんが、1983年に選定された『新東京百景』の一つでもあります。
下水処理施設の上に造成された公園で、同様の施設としては、新宿区の落合中央公園があります。
都電荒川線(東京さくらトラム)の荒川七丁目駅が目の前にあります。

ちょうど、都電荒川線のレトロ車輛がやってくるのが見えました。都電を間近で見るには、絶好のロケーションです。

都電荒川線の沿線は、薔薇の花で有名です。荒川七丁目駅前にも、薔薇が咲いていました。

公園内は自転車などの乗り入れを禁止しています。公園入口の長いスロープの下は、駐輪場になっています。

公園内に入ると、ちょうどツツジの盛りでした。園内のいたるところにツツジが咲いていました。



荒川自然公園の公式サイト内で、園内の開花情報を見ることができます。ツツジの他に、「ハナミズキ」と「ヒメサザンカ」が見頃を迎えているようです。
●『荒川自然公園』http://arakawasizen-koen.com/
ハナミズキは、街路樹として見るものよりもよく成長していて、下から見上げるような木ばかりでした。


「ヒメサザンカ」も探してみました。「カメリヤ・エリナ・カスケード」というのが、正式な名前のようです。
背の低い木に、可憐な花が咲いていました。カメリヤということでツバキ科の花ですが、椿の仲間としては一番小さな花を咲かせるのだそうです。

池の近くを歩いてみました。「白鳥の池」という名前がついているようです。

広い公園内を散策します。新緑の下を気持ちよく歩くことができました。園内ではジョギングをする人などをちらほら見かけました。


園内には、児童遊園のほか、アスレチックコーナーや、交通公園などもあります。

公園から水処理施設が一部見えます。臭いなどは特に感じませんでした。

自然公園というだけあって、種々の草花が目を楽しませてくれました。花壇として整えられているというよりは、自然に近い状態で植えられています。


南東方向には東京スカイツリーを望むことができます。東京スカイツリーといえば、墨田川沿いですが、荒川自然公園からも少し足を延ばすと墨田川があります。荒川は、墨田川を越えてさらに先です。

まとめ
新緑のまぶしい「荒川自然公園」を散策しました。
ツツジやハナミズキなど、季節の花を楽しみながら、ゆったり歩くことができました。高い木もありますが暗くはなく、池などもあって、明るく開放的な印象でした。
公式サイトの開花情報を参考に、季節の折々の草花を見に訪ねてみたい公園です。
フリーランスライター、都内在住2児の母。趣味は着物と和裁とお散歩。個人ブログで親子の着物ライフについて発信中(こども浴衣の作り方も公開中)。
ブログ:『着物好きが育てたら、着物好きの娘になったので…』