
お出かけするなら、やはりお天気が良いほうがいいのですが、紫陽花を見に行くなら、雨の日のお出かけも悪くなさそうです。
文京区では、季節ごとの花の名前を冠したおまつりが毎年開催されます。文京区五大花まつりと呼ばれていますが、白山神社の紫陽花もそのうちの一つです。
- 2月頃:『文京梅まつり』(湯島天満宮)
- 3月下旬~4月上旬頃:『文京さくらまつり』(播磨坂)
- 4月~5月頃:『文京つつじまつり』(根津神社)
- 6月頃:『文京あじさいまつり』(白山神社)
- 11月頃:『文京菊まつり』(湯島天満宮)
残念ながら、2020年の『文京あじさいまつり』は中止となってしまいましたが、紫陽花を見に白山神社を訪ねました。

白山神社の最寄り駅は、都営地下鉄三田線の『白山駅』です。参道の鳥居をくぐると、早くも左右の紫陽花が目に入ります。10段ほどの階段を上ると、何となくかわいらしい感じの装飾がついた門?があります(階段右手には、急ですが、坂道があるので階段を避けて中に入ることもできます)。

手水舎の周りにも、見事な紫陽花が咲いていました。

境内には、3000株ほどの紫陽花が植えられているそうです。小雨が降っていましたが、色鮮やかな紫陽花が目を楽しませてくれました。

ぐるりと紫陽花を見て回り、本殿で参拝しました。紫陽花越しの本殿を撮影したかったのですが、あまりうまく撮れませんでした。

「白山神社」は日本全国に3000社ほどあるそうです。文京区の白山神社は、ご由緒によりますと、天暦2年(948年)に加賀一の宮(白山比咩神社・しらやまひめじんじゃ)の勧請を受けて本郷元町に鎮座したとあります。その後、現在の地に移転し江戸幕府第5代将軍徳川綱吉と生母桂昌院の信仰を受け、小石川の鎮守となったそうです。


紫陽花を見ながら、本殿の左手を奥に進むと、神社の裏手は公園になっています。公園にも紫陽花がたくさん植えられています。

公園を抜けると、「富士塚」と浅間神社がありました。富士山に登ってみたい江戸庶民の信仰を集めた「富士講」の名残でしょうか。現在では、「あじさいまつり」の期間中に公開されているそうです。

そのまま進むと、白山神社の境内に戻る通路があります。

▶ 「白山神社」(文京区)
▶ 東京十社巡り「白山神社」(東京十社会)
▶ 白山神社(東京都神社庁)
まとめ
小雨の降るなかでしたが、文京区にある白山神社へ紫陽花を見に行ってきました。境内では、およそ3000株もの紫陽花が出迎えてくれます。
東京十社の一つである由緒正しい神社ご本殿のほかに、江戸時代の信仰の名残である「富士塚」も見ることができました。
フリーランスライター、都内在住2児の母。趣味は着物と和裁とお散歩。個人ブログで親子の着物ライフについて発信中(こども浴衣の作り方も公開中)。
ブログ:『着物好きが育てたら、着物好きの娘になったので…』