春薔薇の季節になったら、東京都北区の旧古河庭園に行きたいなと思っていたのですが…
2021年はコロナの影響で都立庭園がすべて休園となってしまいました。
2020年に旧古河庭園を訪れた様子は、下記の記事にまとめています。
今年は、やはり薔薇で有名な文京区の『本郷給水所公苑』を訪ねてみることにしました。
本郷給水所公苑は、東京都水道局の本郷給水所の上に作られている公園です。給水施設は水道局の管轄ですが、その上に人工地盤が作られて、文京区立の公園になっています。
すぐお隣には水道局の関連施設や『東京都水道歴史館』という無料の展示施設もあります。
本郷給水所公苑は、公園北側の洋風庭園と公園南側の和風庭園に分かれています。

公園南側の和風庭園にはちゃんと池も造られていました。
周囲はビルに取り囲まれていますが、敷地が広いので空が開けていて暗い感じはありません。

5月中旬のこの日は、ツツジも咲いていました。

池の周囲には、鳩の彫刻がありました(柳原義達さんという彫刻家の作品だそうです)。

池の周囲には木が植えられていますが、うっそうとした感じではなく、全体に明るい雰囲気でした。

和風庭園側には、神田上水の遺構が復元展示されています。東京都水道歴史博物館の展示の一部のようです。



池に架かる木の橋もなかなか良い雰囲気です。

橋を抜けると、洋風庭園側に入ります。
洋風庭園は、フランス式の幾何学的な庭園設計になっています。和風庭園よりもさらに明るくて開放的な空間になっています。

春薔薇のピークは5月初旬から中旬だそうです。今回訪れたのは5月下旬でしたので、すでに満開を過ぎていたようですが、まだ数種の薔薇の花を楽しむことができました。


パーゴラに咲く薔薇がとても良い雰囲気です。ベンチで読書でもしたら気持ち良さそうです。

本郷給水所公苑のもう一つの見所は、真っ青な巨大地球儀です。
なぜ地球儀があるのか謎ですが、グルグル回すことができて楽しいです。

地球儀の向こう側には児童遊園もありますので、お子様連れにもおすすめです。

アクセス
本郷給水所公苑へのアクセスは以下の通りです。
・JR総武線・都営地下鉄三田線「水道橋」駅から、徒歩7分
・JR総武線・地下鉄丸の内線「御茶ノ水」駅から、徒歩7分
・地下鉄丸の内線・都営地下鉄大江戸線「本郷三丁目」駅から、徒歩7分
まとめ
春薔薇を見に、東京都文京区の『本郷給水所公苑』を訪ねてみました。
周囲はビル群という都心のロケーションながら、パーゴラに咲く薔薇がロマンティックな雰囲気で素敵でした。
神田上水の遺構復元施設もあってなかなか興味をそそられたので、次に来るときは隣の『東京都水道歴史館』にも行ってみたいと思います。
地球儀や児童遊園もあるので、お子様連れで御茶ノ水付近にお越しの際は、ちょっと立ち寄ってみるのにおすすめです。
フリーランスライター、都内在住2児の母。趣味は着物と和裁とお散歩。個人ブログで親子の着物ライフについて発信中(こども浴衣の作り方も公開中)。
ブログ:『着物好きが育てたら、着物好きの娘になったので…』