東京都文京区の根津神社はつつじの名所として知られています。つつじの身頃にはちょっと早めですが、ぽかぽか陽気に誘われて、根津神社のつつじを見に行きました。
今回は、神社の裏手にあたる北口の鳥居から入りました。

鳥居をくぐると、都心とは思えないほど緑ゆたかです。境内案内を見ても、かなりの敷地面積であることがわかります。

表参道口から見ると向かって左側に、有名な千本鳥居とつつじ苑があります。また、駒込稲荷と乙女稲荷という二つのお稲荷さんもあります。


このあたりから、ちらほらつつじが咲いていました。

千本鳥居の手前は、池になっています。

左手には、社殿を取り囲む透塀が続いていますが、まずは千本鳥居に向かいました。赤い鳥居が無数に並んでいて、写真撮影にも人気の場所です。中は人がやっとすれ違えるくらいの幅でした。前を見ても、今来た道を振り返っても、ずっと鳥居が続く幻想的な光景です。

千本鳥居の途中に、少し池の方にせり出している場所があり、社殿を囲む透塀を望むことができます。透塀は国の重要文化財に指定されています。

ここまで来ると、すっかり周りをつつじに取り囲まれました


つつじ苑は時節柄閉鎖されていますが、遠くに丸いつつじの株がたくさん見えました。やはりまだ咲ききっていないようです。

重要文化財の楼門をくぐって社殿のほうへ向かいました。

右手には、こちらも重要文化財の神楽殿があります。2020年は中止になりましたが、例年の「つつじ祭り」では、巫女さんの舞や太鼓の演奏、お囃子に獅子舞など様々な催し物が行われます。

最後に透塀に続く唐門をくぐって、拝殿へ向かいました。

根津神社は本殿と拝殿が一体になった「権現造り」で、日光東照宮などと同じ様式です。

先ほどの千本鳥居の方向を見ると、透塀の向こう側につつじが見えました。

根津神社には3000株のつつじが植えられています。今回の訪問は4月中旬でしたが、まだ咲いていない株もけっこうあったようです。早咲きから遅咲きまで、1ヶ月ぐらいの間つつじを楽しむことができるそうです。

まとめ
つつじの名所として知られる根津神社を訪れました。人気の谷根千エリアということで、外国人観光客にも人気が高いスポットです。
広い境内には、幻想的な千本鳥居や7つもの重要文化財など見所も多く、つつじの身頃には少し早かったのですが、十分に散策を楽しむことができました。
フリーランスライター、都内在住2児の母。趣味は着物と和裁とお散歩。個人ブログで親子の着物ライフについて発信中(こども浴衣の作り方も公開中)。
ブログ:『着物好きが育てたら、着物好きの娘になったので…』