
早朝の上野・不忍池周辺を散策してみました。朝5時台ですが、ちらほら散歩の人や、ジョギングの人とすれ違いました。
お天気も良く、遠くには東京スカイツリーが見えます。

水辺に、紫・白・黄色のあやめの花が咲いていました。

不忍通り沿いにある、上野動物園寄りの入口から入り、左回りにぐるりと池の周囲を歩いてみることにしました。
スワン型のボートとローボートがずらりと並んで停泊していました。

さらに歩いて、弁天堂に向かいます。ご祈祷中とのことで、正面の扉が閉まっていました。鮮やかな五色の幕が下がっています。

正しくは、『不忍池辯天堂』と書くようです。上野のお山にある寛永寺の境内に含まれます。
寛永寺は江戸初期(寛永年間)に天海僧正によって開山されました。寛永寺の境内は、上野の山を「比叡山」、寛永寺を「延暦寺」に見立てたもので、不忍池を「琵琶湖」、不忍池辯天堂を京都の「宝厳寺」になぞらえているそうです。
弁天堂に祀られている「弁財天様」は、歌や楽器演奏など芸事を司るとされています。また、弁財天は『七福神』のうちの一柱であり、不忍池弁天堂は「谷中七福神」にふくまれます。毎年、お正月の七福神めぐりでにぎわいます。

弁天島には「ふぐ供養碑」なる物がありました。東京ふぐ料理連盟が昭和40年に建てたものだそうです。写真は撮りませんでしたが、ほかにも、眼鏡の供養碑や包丁塚など、身近な物に感謝する石碑がいろいろあって、面白いです。

不忍池といえば、ピンク色の蓮の花で有名ですが、まだ季節ではないようです。蓮が成長して、花が見られるのは7月頃でしょうか。紫陽花もまだ蕾でした。

池の様子を見ながら、散策を続けます。



不忍通り沿いの野外音楽堂(上野恩賜公園野外ステージ・水上音楽堂)まで来ました。池をぐるりと一周して、最初の地点までもうすぐです。

蓮の開花はまだまだ先ですが、水辺のあちこちに「黄菖蒲」が咲いていました。

まとめ
早朝の不忍池を散歩しました。池の水面に映る朝日が綺麗でした。
周囲約2kmとのことで、30~40分程でぐるりと一周できます。途中、弁天堂などの見所もあります。
蓮の花を見るなら7月~8月ですが、春には桜、初夏には黄菖蒲や紫陽花など、季節の花が目を楽しませてくれます。
フリーランスライター、都内在住2児の母。趣味は着物と和裁とお散歩。個人ブログで親子の着物ライフについて発信中(こども浴衣の作り方も公開中)。
ブログ:『着物好きが育てたら、着物好きの娘になったので…』