東京で桜の開花宣言が出た頃に、舎人ライナーに乗って『舎人公園』を訪ねました。
舎人ライナーは東京都交通局が運営する新交通システムとして、2008年に開業しました。日暮里から見沼代親水公園までの13駅間を、コンピュータ制御の自動運転で運行しています。
日暮里駅から舎人公園駅までは16分で到着します。


舎人公園は、敷地面積が63ヘクタールほどもあり、尾久橋通り(上は舎人ライナー)で東西に分断されています。公園西側には野球場、陸上競技場、テニスコートなどがあります。
そりゲレンデやキャンプ場、バーベキュー場などは公園東側にあります。
今回はそりゲレンデで遊ぶのが目的だったので、改札を出て左手(公園東側)に向かいました。
入口の近くには小さな噴水があり、奥の大きな噴水との間が川のようになっています(今回訪れた際には水は流れていませんでした)。夏は涼し気な様子になりそうです。

舎人公園内には、その名も『大池』という大きな池があります。アシやガマが自生しており、野鳥や魚、昆虫なども見ることができるようです。

強風のなか、多くの釣り人が釣り糸を垂れていました。
後で調べたところによりますと、「ヘラブナ」「クチボソ」の釣り場として近隣の人に人気のようです。

カモたちは、人間を怖がることもないらしく、くつろいだ様子ですぐ近くまでやってきます。

大池の横を通り抜けてさらに奥に行くと、人気の『そりゲレンデ』があります。専用のそりを借りて、無料で利用できる人工芝のゲレンデです。
1回に入場できる人数に限りがあり、整理券をもらって、指定の時間に入場します。3歳から12歳までの子供が利用できる施設で、小学生は一人で滑れますが、未就学児には保護者が付き添います。
雪がほとんど積もらない東京で「そり遊び」が楽しめる貴重なスポットです。

このほか、大規模なじゃぶじゃぶ池や、児童遊具、アスレチック遊具もあります。広い園内にはポップアップテントやレジャーシートを広げられるスペースもあって、ファミリーでの行楽スポットとしておすすめです。
そりゲレンデの奥には、「ゆうひの広場」と「あさひの広場」という高台があります。足立区で一番標高が高い場所とのことで、周囲一帯を見渡せる展望スポットになっており、スカイツリーや富士山などを望むことができます。
周囲に電線がなく、整備された広場としてかなりの広さがあるので、凧揚げを楽しむファミリーもいました。

舎人公園にはキャンプ場もありますが、個人での利用は受け付けておらず、小中学校、こども会、ボーイスカウトなど団体利用のみとなっています。

道路を挟んだ公園南側にはバーベキュー広場があり、こちらは個人で利用できます。バーベキューセットの貸し出しに加えて、売店では食材の販売もありますので、手ぶらでバーベキューを楽しめます。
現在はコロナの影響で営業休止中ですが、バーベキューショップは営業しており、ランチメニューを注文してテラス席での飲食が可能です。
舎人公園twitter公式アカウントのおすすめメニュー「プルドポーク・ハンバーガー」(900円)を注文してみました。

舎人公園は桜の名所でもあります。例年ですと桜のライトアップや桜祭りが行われますが、2021年はコロナの影響で各種イベントが中止になりました。
今回は、お花見にはまだちょっと早く、東京で桜が開花し始めた頃に訪れましたが、寒緋桜など数種の桜を楽しむことができました。


コブシの花はちょうど満開を迎えていました。

まとめ
東京都足立区にある舎人公園を訪ねました。
子供たちは「そりゲレンデ」で無料のそり遊びに挑戦しました。1回あたり10分ですが、ゲレンデを登っては滑り、登っては滑りして、まだ肌寒いなか汗をかくほど楽しみました。
まだお花見には早い時期でしたが、コブシや寒緋桜、咲き始めたばかりのソメイヨシノも見ることができました。
現在はコロナの影響で営業休止中ですが、手ぶらでできるバーベキュー場もあるので、今度訪れるときにはぜひバーベキューに挑戦してみたいと思います。
フリーランスライター、都内在住2児の母。趣味は着物と和裁とお散歩。個人ブログで親子の着物ライフについて発信中(こども浴衣の作り方も公開中)。
ブログ:『着物好きが育てたら、着物好きの娘になったので…』