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亜熱帯の森をトレッキング・比地大滝【沖縄・国頭村】

沖縄と言えば海水浴やダイビング体験が有名ですが亜熱帯の自然を探検できるトレッキングもおすすめです。沖縄には杉の木が無いので花粉症の心配がなく、温暖な気候なこともあり一年中トレッキングを楽しむことができます。
今回は那覇から車で約2時間、沖縄本島北部の国頭村にある「比地大滝」という滝へ訪れてみました。

比地大滝キャンプ場
比地大滝キャンプ場

滝へはキャンプ場を抜けてトレッキングの入り口に向かいます。
キャンプ場は炊事場や休憩所等の施設が整備されていていました。

比地大滝案内図

滝までの道のりは急勾配な階段や滑りやすい箇所があるので歩きやすい服装、タオルや着替え、飲み物を準備することをおすすめします。
また沖縄は一年中蚊が飛んでいるので気になる方は虫よけスプレーも持っていくと安心かと思います。

比地川渓流

キャンプ場側に川が流れていました。
比地大滝はこの川の上流にあります。
こちらの下流ではキャンプ場公認の「川遊びエリア」が設けられており、休日になると沢山の家族連れが川遊びを楽しんでいます。
少し触ってみましたがとても冷たくて気持ちよかったです。

遊歩道

遊歩道は歩きやすく整備されていました。

2種類のルートが選べます。

遊歩道を行くトレッキングコースとは別に直接川の中を歩いていく「川沿いコース」もありました。

川沿いコース

森を歩くのとはまた違った面白さがありそうです。
今回はトレッキングコースを選びましたがこちらのコースも機会があれば体験してみたいです。

トレッキングコースから見える渓流

綺麗に澄んだ川を眺めながら歩いていきます。

大きな葉と幹の斑点模様が特徴的なヘゴ

亜熱帯の植物が広がるヤンバルの森は巨大なヘゴ(シダ類)やイタジイの木々が生い茂り、ジャングルを冒険している気分になります。

熱帯の植物

途中アップダウンの激しい箇所があります。

足元に気をつけて上っていきます。
比地大滝つり橋

中間地点を過ぎた辺りでつり橋が現れました。
真上から比地川の渓流を眺めることができます。

長さ:50m 高さ:17mとのこと。

橋の上からの比地川。高さがあります。

炭焼き釜跡

トレッキングコースの途中、円形に石垣が組まれ、内部が空洞になっている地形がありました。
昭和初期に使用されていたとされる炭焼き釜跡とのことでした。
昔の人がこの森を利用して生活していた様子が分かる跡地でした。

どんどん進みます。下流と比べて大きな岩が目立つようになりました。

小滝もいくつか見れました。

時折小滝が現れます。
途中ベンチや東屋等休める場所があり、休憩しながら進みます。

水量が増えた比地川。上流まで来たようです。

だんだんと水量が多くなってきました。
いよいよ滝が近いようです。

比地大滝

遂に比地大滝に到着しました。
轟音を立てて水が勢い良く流れています。
今回片道約1時間かかりました。

沖縄本島最大の滝

間近で見ると更に迫力がありました。
比地大滝は約26mの高さがあり、沖縄本島最大の水量を誇る滝です。
昔は滝へも自由に遊泳できましたが現在は危険防止のため遊泳禁止になっています。
滝の周辺はとても涼しく、暫し時間を忘れて自然の景色を楽しみました。

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比地大滝で会える生き物達

比地川渓流では鳥や昆虫、トカゲ等様々な生き物が生息しています。
運が良ければ沖縄特有の珍しい生き物に遭遇することもあります。
立ち止まって視線を木々の間や地面に向けてみると面白い発見があるかもしれません。

キノボリトカゲ

分かりづらくて恐縮ですが写真中央の木にキノボリトカゲがいます。
素早い動きであっという間に上っていきました。

イモリ

キノボリトカゲと対照的にこちらはゆっくりとした動きのイモリ
川沿いの地面に多く見られました。

バーバートカゲ

鮮やかな青のグラデーションの尾が綺麗なバーバートカゲ
後日調べてみるとレッドデータブックに登録されている絶滅危惧種でした。

ホントウアカヒゲ

写真中央、木の間に赤色の鳥が留まっています。
運良く国指定天然記念物に指定されているホントウアカヒゲに出会うことができました。
沖縄本島北部のみに生息しており、胸が黒いのが雄の特徴とのことです。
小さくて可愛らしい鳥でした。

まとめ

勾配が激しい道のりで滝に辿り着いたときは達成感満載でした。
川沿いの景色を楽しむだけでなく様々な生き物にも出会うことができリフレッシュにはおすすめのスポットでした。

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