
栃木県にあるサーキット「ツインリンクもてぎ」内にはホンダ車が約300台展示されているミュージアムがあります。
2輪・4輪の展示だけでなくASHIMOのライブやホンダ車のデモ走行も見ることができる「ホンダコレクションホール」を訪れてみました。

さっそく中に入ってみるとすぐに大きな丸いオブジェが目を引きました。

このオブジェはエンジンの部品であるピストンリングがモチーフとのことです。
オブジェにはめ込まれたガラスに書かれた「夢」の文字はホンダ創業者・本田宗一郎氏によるものでした。

入館した際にちょうどASHIMOのライブを見ることができました。
歩くだけでなく、ボールを蹴ったり片足立ちをしたり手話を披露したりと多彩な技に驚きました。

1階は創業者の本田宗一郎と藤澤武夫が歩んだ夢への記録がホンダの代表作と二人の語録とともに展示されていました。
写真に写っているのは達成が難しいとされたアメリカの自動車排出ガス規制を1972年に世界で初めてクリアしたエンジンです。


ホンダが最初に試作したエンジン。
自転車の補助用としてのエンジンだったとのことです。
往年の名車が並ぶ2階フロア


2階はホンダを代表する2輪・4輪が展示されていました。
それぞれの性能や製作話などが書かれたパネルが設置されていて分かりやすく見学できました。

一世を風靡したとされるホンダの代表作スーパーカブ。
世界一売れたバイクとしてギネスに認定されています。


4輪のフロアではホンダ初の4輪市販車のT360や超軽量ボディのスポーツカーNSXなど歴史ある車種が展示されています。

1966年発売のピックアップトラックP800。(展示車は1967年モデル)
レトロなボディやホイールがかわいいです。

NSXも展示されていました。
こちらは世界初オールアルミボディのスポーツカー・NSXをサーキット志向へと改良したNSX-R。
もし機会があるならばぜひ乗ってみたい憧れの車です。
世界で活躍したレース車が並ぶ3階フロア

3階にはレーシングマシンが展示されていました。

1965年、参戦2年目にしてF1に初優勝した際のマシンRA272。
車体、エンジンともに純粋なホンダのマシンが勝利した歴史的な快挙でした。

ドイツポストのロゴとカラーリングが特徴のマシン。
F1参戦初の佐藤琢磨が最終戦日本GP時に5位を獲得したとのことです。

中庭でドライバーによるデモ走行があるとのことで1階へ戻ってきました。
NSXとシビックの2台の走行、特に普段は街中でもなかなか見ることがないNSXを間近でたっぷり見ることができて大興奮でした。
まとめ
ホンダの歴史や夢を持ってものづくりに挑戦する創業者の精神に触れ、また普段近くで見ることができない往年の車種が沢山展示されていてあっという間に時間が過ぎました。
車に詳しくなくてもとてもワクワクして見学できるスポットでした。