
山口県の北部、日本海に面した萩市は吉田松陰、伊藤博文、高杉晋作など数多くの偉人を輩出している歴史的観光地です。
世界遺産「明治日本の産業革命遺産」に登録されてたスポットが点在しています。
美しい自然と文化、産業の発展の礎となった見所満載の夏の萩を探検しました。
松陰神社

まず最初に松陰神社へ向かいます。

神社の鳥居をくぐり抜けて進むと松下村塾が見えてきました。
松下村塾は吉田松陰が28歳のとき叔父から受け継いだ塾で現在世界遺産に登録されています。

階級や身分に関係なく生徒を受け入れていたとのことです。

室内には幕末から明治にかけて活躍した名士が飾られていました。

さらに奥へと進むと松陰神社がありました。
吉田松陰を祭神とする神社で、御神体として松陰愛用の硯と書簡が祀られていいます。

松陰神社を出た後、バスに乗って東光寺へと向かいます。
今回萩の観光移動の際には「萩循環まぁーるバス」を活用しました。
どこまで乗っても100円という驚きのワンコインバスです。おすすめは終日乗り放題になる1日乗車券(500円)です。移動がとても楽になって効率よく回れたので市内観光の際にはぜひ乗ってみてほしいです。
今回は翌日も利用する予定でしたので2日間乗車券を買いました。

城下町を歩いていると民家のあちこちに萩名産の夏みかんが植えられている様子が見られます。
実がとても大きくて美味しそうです。
東光寺

バス停「東光寺前」で下車します。迫力のある赤くて大きな門が目に入ります。

荘厳な雰囲気の大雄宝殿。
東光寺の総門、三門、大雄宝殿は国の重要文化財に指定されています。


寺院の奥には藩主の墓所がありました。
周りに並ぶ石灯籠が圧巻でした。
萩城下町

萩城下町へと向かいます。
江戸時代の地図と同じような町並みが残っているそうです。

木戸孝允(桂小五郎)の旧宅です。
西郷隆盛、大久保利通と並んで「維新三傑」と詠われています。


藩医の家だったため玄関が二箇所あるのだそうです。
見学の際は勝手口から室内に入ります。

7歳~8歳の頃の手習いが飾られていました。
達筆でとても驚きました。

この日は一日中晴天に恵まれ日差しが照りつける厳しい暑さでした。

町中を散策中見つけた売店で店員さんおすすめの地ビールで一休みします。
フルーティーで飲みやすく美味しかったです。

城下町から離れ、旧湯川家屋敷へ向かいます。


道中、民家のすぐそばを流れる川に沢山の鯉が泳いでいました。
綺麗な水が流れていて気持ちよさそうです。

旧湯川家屋敷の見どころ、台所のハトバには藍場川の水を引き入れて野菜や食器を洗う際に利用していた当時の様子を知ることができました。
時折鯉が屋敷内へ入ってくるのも面白い光景でした。

見ているだけでも涼しさを感じられるおすすめスポットでした。
まとめ
維新の志士ゆかりの地とあって歴史を学べる施設が多く一日では回りきれないほど見どころ満載でした。
萩は自然が豊かなところも魅力の一つで、今回は夏の萩でしたが椿まつりが開催される春に訪れるのもぜひおすすめしたいです。