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「鬼太郎通り」で妖怪とたわむれる小旅行【東京都・天神通り】

調布に、小旅行気分で楽しめる天神通りという商店街があります。午前10:00頃、まだ居酒屋など一部のお店は開いていない時間帯ですが、ちょっとした散策がてら歩いてきました。

調布駅北口側から徒歩2分、これが天神通り商店街の入り口です。

天神通り入り口

布多天神社」の石柱がみえます。布多天神へとつながっているから、「天神通り」なんですね。地元では、別名「鬼太郎通り」とも言われています。

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なぜ別名「鬼太郎通り」というのか

ぱっと見る限り、ごく普通の商店街のようにみえますよね。
ただですね、この天神通り商店街には…

人間と妖怪が仲良く暮らす世界をめざす鬼太郎。高いところから街を見守ってくれているのでしょうか?

鬼太郎が隠れていたりする。

鬼太郎と目玉おやじ。鬼太郎って人間と妖怪のハーフだったんですね。

もはや隠れてもいないですね。

なんなら、寝ている人もいます。

ねずみ男。妖怪たちの中でも一番ダラダラしていました。

商店街のいたるところに、鬼太郎ファミリーが出現するのです。

あっ、こっちには2匹!

天敵であるねずみ男が割と近くにいるのですが、大丈夫なのでしょうか。

2人か2匹かで迷いましたが、妖怪は「匹」で数えるのが主流のようですよ。しかし、「人の形をしているもの」は「人」で数えるという説も。じゃあ、これは、1人と1匹…?

通りの終盤には、はてしなく遠い目をした塗り壁もいました。

塗り壁。かなりシャイな性格らしいですが、いざという時助けてくれる強い味方。

このように妖怪たちとたわむれることのできる通りなので、「鬼太郎通り」と言われているんですね。水木しげるさんが調布に住まわれていたことこの商店街にもよく顔を見せておられたことなどから、こういった造りになったようです。

天神通りには他にもこんな特徴が

一見、鬼太郎たちが目立つ通りではありますが、もちろんそれだけじゃないんです!

この天神通りは、近くに電気通信大学(略して電通大!)があることもあり、学生さんも通いやすそうな、とにかくリーズナブルなお店が多い!

女子率が消費税並みといわれる電通大の客層を反映してか、男性向けのメニューがやや多め?
ここには記載がないですが、曜日によっては500円台の定食も!

いまどき都内で定食を600円台で食べられるお店ってそうそう簡単には見つけられない気がします。しかも中華屋さんはスープ、サラダにデザート付!

他にも、天然氷のかき氷&今川焼で有名なお店や、香ばしい焼きたての匂いに惹かれる街のパン屋さん、繊細で上品なお味の蕎麦の名店、地元で愛される絶品モツのお店など、おススメ店がたくさんあります。

それから、知る人ぞ知る…ジャクソンホール

主人公奈々(ハチ)や親友の淳ちゃんがよく通っていた「ジャクソンホール」

NANA世代の方にはぜひ訪れていただきたいスポットです。
通りを進んだ先にあるこちらのお店は、映画化・ドラマ化もされ、絶大な人気を誇った少女マンガ「NANA」で主人公たちが通いつめたあの名店

ここ調布に実在していたんですねぇ。こちらのお店では、自家醸造クラフトビールや、主人公が愛した「ジャクソンバーガー」も楽しめます。

このように、布多天神社までのほんの200mほどの小さな商店街ですが、天神通りにはふと皆の笑顔がこぼれる魅力的な要素がつまっています。

中には、(休業中だからこそできる?)こんなお茶目な「本日の御予約」看板を出しているお店もありましたよ。

鬼太郎の面々が来店。こうなると、逆に真ん中の方がどなたなのか気になるところ…。

天神通りの先にある布多天神社

商店街を抜け、甲州街道をわたると目の前に布多天神社が現れます。
境内は撮影禁止なので、手前から入口だけ撮影させていただきました。

境内は緑に囲まれ、一歩足を踏み入れると、街なかにいることを忘れさせてくれるような清廉な空気につつまれます。思わず深呼吸をしたくなる雰囲気です。

延長5年(927年)に制定された「延喜式」にもその名を連ねる多摩地方有数の古社

天神通りの一番奥に、こんなにひっそりと建っているのに、なんと実は天皇制がはじまってまだ11代目・垂仁天皇の頃、約1940年前に創建された古社だと知って驚きました。

室町時代の中頃に、多摩川の洪水を避けて現在の地に移され、そのとき主祭神・少名毘古那神(すくなひこなのかみ)とあわせて菅原道真公をお祀りしたそうです。学問成就、商売繁盛などのご利益で知られています。

境内には、「七日七夜参拝した人が神のお告げをうけ、布を多摩川にさらし調(ととの)えて朝廷に献上したのが『木綿(もめん)』のはじまりであり、これが『調布』の由来」といった内容の由緒案内がありました。

調布の名前の由来にもなったかもしれない神社。
ゲゲゲの鬼太郎に出てくる「一反もめん」なども、もしかしたらこの「木綿」から発想を得て?…などとついつい想像をふくらませてしまいました。

そんな風に考えながら街を歩くと、ふだん何気なく見ているものや、知らなければ通り過ぎてしまうかもしれない建造物が、とたんに興味深いエンターテイメントとして光を放ちはじめる気がします。

まとめ

鬼太郎たちを探しながら、ちょっとした散策にちょうどよい「天神通り」。その先にある緑豊かな布多天神社での参拝もあわせておすすめです。

さて、皆さんはこの天神通り別名「鬼太郎通り」で、妖怪をいくつ見つけられるでしょうか?お近くにお越しの際は、ぜひおためしください!

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