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浅草周辺でドラマや漫画の聖地巡礼(東京・台東区~荒川区)

ニュースやバラエティー番組などでも毎日のように取り上げられる浅草。お正月の特別番組、散歩や散策、ドラマ、映画、アニメ、漫画、小説、PVと、さまざまなメディアに取り上げられ登場する浅草は、昔も今も”エンタメ”の街とも言えるかもしれません。

「浅草寺」本堂(台東区)

今回はそんな浅草で、ドラマや漫画のモデルとなった場所やロケ地、さらに縁ある場所“聖地巡礼”と称し訪ねてみたいと思います。

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アニメ・まんが

■鬼滅の刃

2016年より『週刊少年ジャンプ』に連載され、2019年のアニメ化によって社会現象まで巻き起こし、“鬼滅(きめつ)”の愛称で親しまれている『鬼滅の刃』。家族を殺されてしまった主人公の少年・竈門(かまど)炭次郎が、鬼にされた妹を人間に戻すため仲間と戦う物語です。

作品の年代について明記されてはいませんが、おおよそ大正時代と言われています。

◎浅草六区・凌雲閣

『鬼滅の刃』最大の敵である“鬼舞辻無惨”に炭治郎が初めて出会った場所がこの浅草・六区です。

「浅草六区(浅草六区ブロードウェイ)」(台東区)
「浅草六区・奥山おまいりまち商店街」(台東区)

アニメ放送が始まった2019年春頃から、浅草の街には徐々に鬼滅の世界観を求めた若い女性ファンが訪れるようになりました。

レンタル着物などで4~5年前から狐のお面が流行っていましたが、鬼滅の登場人物と同じとなるためさらに増えたように思います。また、登場人物たちの衣装が”和柄“のため、浅草の街では鬼滅キャラの衣装と同じ(似た)柄の小物をいくつも見掛けるようになりました。

「京阪ホテル」(台東区)※国際通りに面したホテル前に「浅草凌雲閣記念碑」への案内板があります。

炭次郎が屋台うどんを注文した際、浅草の方角には「凌雲閣(りょううんかく)」が描かれていました。「浅草凌雲閣」は浅草六区地区に立てられた12階建ての展望台で、別名「浅草十二階」という名でも知られています。

1890年(明治23年)当時は日本で最も高い建築物で、日本初の電動式エレベーターも備えられていました。1923年(大正12年)に関東大震災で半壊し解体されたこの建物では、当時「ミスコン」の様なイベントも催されていたそうです。

「浅草凌雲閣記念碑」(台東区)
「花やしき通り」近く、パチンコ屋の前に記念碑があります。

因みに、2018年には「凌雲閣」のレンガ(基礎部分)が工事現場から発見され話題となりました。

◎吉原

『鬼滅の刃』本編は2020年5月に完結しましたが、2021年にアニメ第2期が放映予定です。次回の舞台は、浅草と隣接する「吉原」です。

「吉原大門」(台東区)※現在は台東区千束周辺となります。
「吉原神社」(台東区)
「吉原弁財天」(台東区)※もとは別の宗教施設でしたが、後に合祀され吉原神社の”境外摂社”となりました。

こちらの周辺も『鬼滅』ファンの新たな聖地となりそうですね!

【余談】

ここ吉原と隣接する街・竜泉は、樋口一葉の傑作として名高い『たけくらべ』の舞台でもあります。そのため、近隣には樋口一葉記念館や、樋口一葉から名付けられた桜「イチヨウ」も多く植えられています。

■こちら葛飾区亀有公園前発出所

『こち亀』の愛称で知られる『こちら葛飾区亀有公園前発出所』は、1976年~2016年まで『鬼滅』同様『週刊少年ジャンプ』で連載されていた作品です。破天荒ながらも人情味にあふれた両さん(両津勘吉)を中心に、個性豊かなキャラクター達が大暴れする物語。下町から最新鋭の技術、趣味、文化、国際情勢、時事ネタなどが詳細に描かれた作品で、全200巻の偉業を成し遂げた長寿漫画でもあります。

ところで!タイトルに「葛飾区亀有~」とありますが、主人公の両さんは台東区浅草(千束)生まれなのをご存じでしょうか?

◎浅草神社―記念碑

浅草が最も賑わう「三社祭」でお馴染みの『浅草神社』には、両さんが「生まれも育ちも浅草」という繋がりで記念碑が建立されたそうです。

「浅草神社」(台東区)
「浅草神社」(台東区)※単行本総発行部数1億3000万冊突破記念の石碑。正面の鳥居から境内に入って左にあります。
「浅草寺」(台東区)※「浅草神社」と隣接し、作中ではたびたび仲見世通りなども描かれています。

◎花やしき―2016年「亀やしき」

1853年に開園した「花やしき」日本最初の遊園地です(※1947年に第二次世界大戦で取り壊され、1947年に再開園したため“最古”の座は「大阪ひらかたパーク」に譲る)。園内には国産初のローラーコースター今なお現役で活躍しています。

「花やしき」(台東区)

『こち亀』の作中では「花やしき」も登場していますが、実は2016年8月20日~28日に「こち亀40周年&200巻間近記念」として
『低予算型テーマパーク 亀やしき』の名で開園していました。

低予算型テーマパーク「亀やしき」 | こちら葛飾区亀有公園前派出所
亀やしきに行こう!こち亀40周年!低予算型テーマパークが浅草に開園!

■あしたのジョー

ボクシング漫画の金字塔『あしたのジョー』は、不良少年・矢吹丈(ジョー)がボクサーとして成長する物語です。ジョーとは永遠のライバルであった力石徹、ケンカに明け暮れていたジョーにボクシングを教えた丹下段平など魅力的なキャラクターが大勢登場すます。

そんなジョーが段平と出会い、ボクシングを始めた場所が1960~1970年代頃の山谷(現在の日本堤~浅草周辺)にあるドヤ街でした。

◎泪橋(なみだばし)

「泪橋」(荒川区)※何もありませんが荒川区の観光地として知られています。
「泪橋」(荒川区)

台東区と荒川区の堺、旧日光街道と明治通りが交差する場所が「泪橋」です。もともとは南千住にあった処刑場に行くための橋で、思川(おもいがわ)かかっていました。

『あしたのジョー』では泪橋の下に「丹下拳闘クラブ」が建てられ、その横には川が流れているなどの描写がありましたが、当時は既に川も橋もなかったそうです。

◎台東区・日本堤(山谷)―立つんだ像(あしたのジョー像)

山谷で気の良い人々と生活していたジョーは、今なお地元の人々に愛されています。

「あしたのジョー像」(台東区)

荒川区にある「泪橋」のすぐ近くに「あしたのジョー像(立つんだ像)」があります。こちらの像は、泪橋付近の「いろは商店街」さんが設置したそうです。

「隅田公園」(墨田区)

【余談】

荒川区、台東区と隣接する墨田区では、東京2020オリンピック(※2020は正式名称)のボクシング会場として国技館が予定されています。そのため墨田区では、国技館をはじめとした多くの公共施設などで『あしたのジョー』のポスターが貼られています。

民放ドラマ

数多くのドラマや映画の舞台として登場する浅草ですが、有名な作品をいくつかご紹介します。

■半沢直樹

TBS系「日曜劇場」で放送されていた『半沢直樹』「倍返し!」が流行語となり、2020年には続編が放映され話題となりました。

◎大衆酒場たぬき

「大衆食堂たぬき」(台東区)
「大衆食堂たぬき」(台東区)〒111-0032台東区浅草2-5-12 TEL03-3844-6346

2020年版『半沢直樹』の第1話で登場したのが「大衆食堂たぬき」さんです。多くの居酒屋が軒を連ねる「浅草ホッピー通り」に位置し、「まるごとにっぽん(2020年11月に閉館)」に隣接したもつ煮のお店です。

■孤独のグルメ

漫画を原作とした『孤独のグルメ』は、テレビ東京系にて何度もTVドラマ化された人気作品です。

◎タイレストラン イサーン

「タイレストラン イサーン」(台東区)〒111-0032台東区浅草2-17-3 吉野マンション1階 TEL03-3844-6346

「タイレストラン イサーン」さんは2019年に放映された『孤独のグルメ season8』に登場したお店です。作中ではタイの食堂や屋台などで売られている、素焼きの鍋を使った“チムチョム”などが紹介されました。

「ひさご通り」(台東区)

お店は少し分かりづらい場所にあるのですが、浅草六区から「ひさご通り」に入り、右前方に「浅草九劇」が見えたら左の路地に入って下さい。

■タイガー&ドラゴン

『タイガー&ドラゴン』はヤクザの山崎虎児が浅草で落語家の弟子となり、各話ごとに噺に沿った出来事が起きる物語です。主演はTOKIOの長瀬智也さんとV6の岡田淮一さん、脚本は宮藤官九郎さん。

◎浅草演芸ホール(浅草フランス座演芸場東洋館)

「浅草演芸ホール」(台東区)

作中で寄席の会場として登場するのが「浅草演芸ホール(浅草フランス座演芸場東洋館)」です。浅草六区(六区ブロードウェイ)に位置し、現在も多くの笑いを人々へと届け続ける場所です。

【余談】

日曜の夕方に放送されている『笑点』も、初期はこの演芸ホールで収録されていたそうです。

■浅草キッド

“世界の北野”ことビートたけしさんの自叙伝『浅草キッド』は、後にドラマや映画化もされた作品です。タイトル通り本作は浅草を舞台に描かれました。

◎浅草演芸ホール(浅草フランス座演芸場東洋館※旧フランス座)

「浅草演芸ホール」(台東区)

「浅草演芸ホール」は以前ストリップ劇場(※当時は「フランス座」として営業し、その合間にコントをしていました。ビートたけしさんはここでエレベーターボーイとして働き、コントやタップダンスを学んだそうです。フランス座の命名は小説家の永井荷風。他に『男はつらいよ』で知られる渥美清さん、昭和の喜劇王・萩本欽一さんなども輩出しています。

2000年にはストリップを完全に辞め「浅草フランス座演芸場東洋館」へと改称し、落語や寄席などを興行するようになりました。

◎浅草ロック座

「ロック座」(台東区)

近くにある「ロック座」もフランス座と同じ会社が経営していましたが、後に斎藤智恵子さんが経営を引き継ぎます。斎藤さんは勝新太郎さんなど多くの著名人を支援し、ビートたけしさんから”浅草のおっかさん”と親しまれていました。

NHKドラマ

朝の連続テレビ小説や大河ドラマなど、浅草は数多くのNHK作品で登場しています。

■大河ドラマ 新選組!

三谷幸喜さんが脚本を手掛けたNHK大河ドラマ『新選組!』は2004年に放送されました。タイトル通り”新選組”を題材とし、局長であった近藤勇(演:香取慎吾さん)を主人公にしたオリジナル作品です。

◎今戸神社(今戸八幡)

「今戸神社」(台東区)

「今戸神社」は新選組一番隊隊長こと沖田総司終焉の地(※諸説あり)と言われており、死没とされる7月19日などには熱心なファンが訪れているようです。

「今戸神社」(台東区)
「今戸神社」(台東区)

「今戸神社」は“招き猫発祥の地”とも言われており、境内には猫にまつわる絵馬や置物、さらに猫がらみの漫画やアニメ、テレビなどの番宣が奉納されています。

近年には“縁結び”にもご利益があるとされているので、恋愛映画やドラマなどもこちらの神社で”ヒット祈願”などが行われているようです。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回ご紹介したコースは山谷→吉原→ひさご通り→花やしき→ホッピー通り→六区→浅草寺から浅草神社→今戸神社…の順で歩けば、おおよそ3時間もあれば回り切るかと思います。

他にも両国には『忠臣蔵』の舞台となった「吉良邸」もあるので、こちらの散歩も一緒に楽しんで下さると幸いです。

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